節税とは・・・
税金を少なくするには、三つの方法があります。
一つ目は「節税」、これは当然のことですが、適法な行為です。
二つ目は「脱税」、これは違法な行為のことですので、禁止です。
三つ目は「租税回避行為」、いわゆるグレーゾーンを使ったもので、適法ですが不当な行為とみなされてしまう行為です。(詳しくは長くなるので省略しますが、考え方はいろいろあります。)
そして、「節税」は大きく二つの種類に分けることができると私は考えています。
それは「将来に影響を及ぼすもの」と、「及ぼさないもの」です。
「将来に影響を及ぼす」とは、今年の税金は少なくできたけれど、将来的にその少なくなった分を負担するときがくる可能性があるということで、「課税の繰り延べ」という表現を使ったりします。
事業年度の途中で行える節税は、そのほとんどが「将来に影響を及ぼすもの」といえるでしょう。
また、将来に影響を「及ぼさない」節税対策は、事前のシミュレーションやきめ細かい事前の手続き等が必要とされているものがほとんどです。
つまり、「節税」を行うには、数年先まで考えて行うか、または、事前に何らかの準備をしておく必要があるということです。
そこで、経営者の方には、事業計画(予測)を早めにたて、税理士を上手く使うことをお勧めします。
ただし、税理士の考え方や能力には個人差があります。気軽に相談できる、経営者自身にあった税理士を選びましょう。
2017/10/29